空気亜鉛電池の教材化
空気亜鉛電池は、正極反応に空気中の酸素を用いるため、放電するにつれてその質量が変化します。そこで、電池の質量の変化を測定したり、電池に吸収された酸素の体積を測定することで、ファラデーの法則の確認実験が可能となります。
PR2330はページャーに使用された空気亜鉛電池でしたが、ページャーが使われなくなるにつれて入手できなくなりました。そこで、補聴器用の空気亜鉛電池PR44を用いて、同様の実験法を開発しました。
◆もっと詳しい情報は、以下の文献をご参照ください。
REFERENCES(文献)
鎌田正裕「空気亜鉛電池の教材化II ファラデーの法則の確認実験(その2)」化学と教育 第48巻, 330-331 (2000)
鎌田正裕、川原拓「空気亜鉛電池の教材化Ⅰ ファラデーの法則の確認実験」化学と教育 第48巻, 192-194 (2000)
Takahiro SHIBATA and Masahiro KAMATA,”Educational experiment to demonstrate Faraday’s Law of electrolysis using Zinc–Air batteries”
Chemistry Education in Taiwan (臺灣化學教育) http://chemed.chemistry.org.tw/?p=22469, Mar, 2017(リンク切れ)