銀ろうは、銀、銅、亜鉛などを使った合金で、金属同士を半田のようにつなぐ時に使用します。
ここでは、電解精錬の原理を用いて、銀ろうから、銅を回収します。電解精錬の原理は以下に示す通りです。
実際に使用した電解セル、電解条件、結果は下図の通りです。
また、電解によって銀が溶出していないこと、亜鉛は電解液中に溶出しカソードに析出していないことは次のフローに従って確認しました。詳細については文献を参考にしてください。
沼 希美,鎌田 正裕「金属のイオン化傾向を視覚化する実験教材 ―銀ろうをアノードに用いた電解精錬モデル―」化学と教育第 71巻 第9号 pp.400-403(2023)