目的:
ミニライトは電気回路の基礎や物質の電気伝導性について学習する際に役立つだけではなく、光の混色や蛍光作用について学習する際にも利用できます。
対象:
小学校 第３～６学年
中学校 第１～３学年
カテゴリー:
物理, ものづくり
作り方:
組み立てに必要な部品は以下の通り（Fig.1参照）
(1) LED (OSHR5111A (red), OSPG5111A (green) , OSUB5111A (blue)) 1個
(2) リチウム電池 (CR2032) １個
(3) OHP シート (Fig.2参照) １枚
(4) ポリスチレンシート (10mm x 18mm x 2mm) １個
(5) ポリプロピレンシート (Fig.3参照) １枚
(6) アルミテープ (Fig. 4参照) １枚
ポリプロピレンシート(5）をFig.5に示したように折り曲げて、ケースを作る。OHPシート(3)のおもて面にアルミテープ (6)をFig.6で示したように貼ります。ポリスチレン片(4)をFig.7に示したように、OHPシート(3)に張り付けてください。OHPシートの裏面に、 Fig.8で示したようにアルミテープ(6)を貼ります。
LEDの脚を、ちょうど半分くらいの長さのところで、Fig.9のように二つ折りにします。
LEDの両脚がポリスチレン片をまたぐように、LEDを固定します。この時、LEDの長い脚（＋）が、OHPシートの裏面側にくるように固定してください (Fig.10参照)。LEDが抜け落ちないようにするために、LEDの少なくとも一方の脚をアルミテープなどで固定します(Fig.11参照)。
ケースを空けて、Fig.12.に示した要領で、回路をケースに収納します。
使い方:
1. OHPシートそのものがサーキットボードになるので、児童・生徒は発展的な回路の学習に挑戦できます。 (Fig.13参照、２色ミニライト)
2. Fig.14に示した部品を差し込むことで、ミニライトを導通テスターとして使用することができます。(Fig.15.参照)
3. 赤・青・緑のミニライトを使用することで、光の３原色を用いた混色実験ができます。特に、ケント紙などで、小さな筒を作って使用すれば、明るい部屋でもきれいな結果が得られます。(Fig.16,17参照)
4. 蛍光マーカーペンを塗布した白い紙に青や緑の色の光を当てることで、異なる色の光が生じることを確認できます。 (Fig. 18参照)
REFERENCES(文献)